ヤリタナゴ
Tanakia lanceolata (Temminck & Schlegel 1846)
準絶滅危惧(NT)
◽️形態

体長10センチほどになる。
体は側扁し、体高はやや低く、1対の長い口ひげを持つ。側線は完全。
体色は銀白色で、繁殖期の雄は背鰭前上縁と臀鰭外縁が赤くなり、
腹面は黒色、頬部が紫色、体側は青緑色になる。
◽️分布
朝鮮半島〜中国
青森から九州にかけての日本各地
日本産タナゴ科魚類の中で最も分布域が広い
◽️生態
河川中流〜下流域、平野部の細流、灌漑用水路に生息する。
繁殖期は4〜8月でカタハガイ、マツカサガイなどに産卵する。
雑食生で、付着藻類や底生動物を食べる。
◽️備考
他のタナゴ類と同様、観賞魚や釣りの対象種となる。
タナゴ科魚類の中ではまだ比較的生息地や生息数は多いが、
生息地の破壊やそれに伴う二枚貝の減少などにより自然分布域での生息数は減少傾向で、
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に選定されている。